スペシャルティ・ファイナンス、アセット・ベースド・レンディング、アセット・バックド・ファイナンスは同義語で、いずれも伝統的な社債市場および商業用不動産市場の領域外で発生し、金融資産または実物資産を担保とする貸付を指しています。
アセット・ベースド・レンディング:プライベート・クレジットの次のフロンティア
ABL投資は、主に3つのタイプに分類できます。1つめは消費者関連のローン(学生ローン、自動車ローン、個人ローン)、2つめが非消費者関連の資産(航空機ファイナンス、データ・インフラ、設備機器リース)、そして3つめが住宅ローン(米国の住宅ローン、欧州の住宅ローン、リフォーム・ローン)です。
近年、多くの投資家が、企業向けダイレクト・レンディング(直接融資)に多額の資金を配分しています。アセット・ベースド・レンディングは、プライベート・クレジットの配分内でリターンを高め、ボラティリティを低下させる可能性を秘めているため、これをポートフォリオに追加することは、魅力的な補完手段、分散手段になり得ます。アセット・ベースド・レンディングの重要な要素は、借り手ベース、経済的リスク要因、契約上のキャッシュフローであり、いずれも企業向けダイレクト・レンディングとは差別化されています。また、規制の強化を背景に銀行が撤退し、参入障壁が高くなっていることも、投資を開始するうえでは魅力的な機会が生まれている要因になっています。アセット・ベースド・レンディングは債券と密接な関係にあることから、PIMCOが強みを発揮できる重要な分野だと言えます。
スペシャルティ・ファイナンスは、PIMCOがニッチ市場を開拓してきたセクターであり、世界金融危機後、PIMCOはプライベートのアセット・ベースの金融市場にいち早く参入しました。債券のDNA、詳細なローン・レベルの引き受け、確固としたデータ分析を活用して、PIMCOはこの分野で最大級の投資家となり、住宅ローン、消費者向けローン、資産担保セクター全体で1,650億ドル以上を運用しています。(2023年12月31日現在)。PIMCOは、グローバル銀行に対する主要な流動性プロバイダーおよび戦略的パートナーとして、複雑な規制環境をナビゲートし、代替的なクレジット・ソリューションを提供しています。PIMCOはその規模とスケールにより、より良い融資条件を確保するとともに、時価評価以外での資金調達にアクセスすることが可能です。
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